「４月 ７日に、『新型コロナウイルスに感染した人が、症状が出る前に周囲に感染を広げ、クラスターを発生させている』という記事を読みました。」
「やはり、不顕性の患者から感染しているのですね」と町会長。
「そうなんですよ。鼻とか喉の粘膜の温度は、肺の温度より３～４度低いのです。」
「外気が入るからですね」と町会長。
「おっしゃる通りです。」
「それでは、ＳＡＲＳ－ＣｏＶ－２が感染初期に鼻や喉の粘膜で増殖するときには、体温による淘汰圧は低いということになりますね」と町会長。
「そうなんですよ。肺で増殖して、体温の淘汰圧で感染性の低下が起こる前の感染初期のＳＡＲＳ－ＣｏＶ－２の方が感染力が高いということです。」
「ＳＡＲＳ－ＣｏＶ－２が武漢で遺伝子操作される前のＳＡＲＳｒ－ＣｏＶの自然宿主はコウモリでしたね」と町会長。
「おっしゃる通りです。」
「コウモリの体温は何度くらいなのですか」と町会長。
「愛媛県立とべ動物園のウェブサイトに、コウモリの体温についての記述があるのですが、『コウモリが哺乳類であることは以前にお伝えしました。哺乳類なら、恒温性で体温は常に一定のはずですよね。でも、寝ているコウモリを手に乗せてみると、その冷たさにびっくりします。何と彼等は寝ている間は、周りの気温に合わせて体温を下げることができます。気温＋５℃位まで下げるそうです（気温＋１℃という説もあります）。とすると、昼間20℃位の今なら25℃位まで体温は下がっています。手に乗せると今でももう冷たく感じます』と書いてあります。」
「やはり、コウモリの体温は低いのですか」と町会長。
「おっしゃる通りです。」
「コウモリの体温が人間の体温のように高かったら、ＳＡＲＳｒ－ＣｏＶの自然宿主にはならないということですね」と町会長。
「おっしゃる通りです。」
「ところで、米国防相は、ＳＡＲＳ－ＣｏＶ－２が生物兵器として開発されたものではないと言っているようですが」と町会長。
「４月１５日に『「新型コロナ､自然発生した可能性高いが確証はない」米軍トップ発言､米中対立再燃の可能性』と言う記事を読みましたが、この記事のことではないのですか。」
「おっしゃる通りです。ドイツの国防相も同じようなことを言っていました」と町会長。
「僕が読んだ記事には『米統合参謀本部議長が、新型コロナウイルスは自然発生した可能性が高く、中国が人為的に作り出したウイルスが事故によって流出したとは思われない』と書いてありました。」
「それは変ではありませんか。２００５年にアメリカのＣＤＣの研究員が百年前に数千万人が死亡したインフルエンザウイルスを作っていますから、米国でもＳＡＲＳｒ－ＣｏＶを遺伝子操作して感染力が強いものを作る研究をしているはずですよね」と町会長。
「おっしゃる通りです。」
2020/7/3
＜ムクドリ４８＞
信玄は、祝田の坂にダミー兵士を残しておいたに違いない。家康軍がダミーの兵士を追いかけて祝田の坂を下ったら、なんと武田軍が魚鱗の陣を敷き万全の構えで待ち構えていたのだ。１万人を超える兵士が細い山道を次から次へと下りてくるので引き返すこともできなかったに違いない。
ウィキペディアには、『眼前にいるはずのない敵の大軍を見た家康は鶴翼の陣をとり両軍の戦闘が開始された』と書いてあるが、家康は一番後から来たはずなので、武田軍が家康が山道を下りたこと確認するやいなや戦闘は始まったはずだ。鶴翼の陣をとる時間などあるはずがない。日没までのわずか2時間ほどで殲滅されている。
自尊心を傷つけられた家康は、一時の感情を抑える事ができず進軍し、祝田の坂で武田軍を殲滅しようと考えるところまで読まれてしまった。その結果、家康軍は三方ヶ原で壊滅してしまったのだ。ところが、長老雀は孟宗竹とネットで罠が設置されていることを見抜き、意地を捨てて配下の群れが庭に降りないように命令している。長老雀の知力は、信玄の仕掛けた罠を見抜けなかった若き家康が及ぶところではない。
また、長老雀は、信玄が家康の心理操作をしたように、巣がある方向と反対の方角に逃げたり、ダミーの雀の巣を作ったり、おとりのひな鳥を用意したりして、人間の心理操作をしようとする。常識にとらわれずに考えてみれば、信玄の知力に勝るとも劣らない策略を使っていることが分かる。これからは、長老雀の知力に敬意を表して、『信玄雀』と呼ぶことにする。
2023/6/16
